令和元年度地域型住宅グリーン化事業からの主な変更点を以下に記載します。
1.高度省エネ型の分類の変更について
令和2年度事業においては、高度省エネ型の分類を以下のとおり変更します。
・高度省エネ型(性能向上計画認定住宅、認定低炭素住宅)→
高度省エネ型
・高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)→
ゼロ・エネルギー住宅型
これに伴い、1事業者あたりの活用可能額は以下のとおりとします。(被災地に該当する場合等、詳細については3.5項.を参照)
表1 1事業者当たりのタイプ別補助金上限額一覧
|
長寿命型 |
ゼロ・エネルギー
住宅型 |
高度省エネ型※1 |
省エネ改修型 |
補助金活用実績
(H27~R1) |
3戸以下 |
4戸以上 |
3戸以下 |
4戸以上 |
3戸以下 |
4戸以上 |
- |
上限額 |
550万円
(5戸相当) |
500万円
(5戸相当) |
420万円
(3戸相当) |
375万円
(3戸相当) |
330万円
(3戸相当) |
300万円
(3戸相当) |
250万円
(5戸相当) |
三世代同居加算の適用を
受ける住宅を建てる場合
の上限額 |
770万円
(7戸相当) |
700万円
(7戸相当) |
560万円
(4戸相当) |
500万円
(4戸相当) |
440万円
(4戸相当) |
400万円
(4戸相当) |
- |
※1 認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅の合計
2.Ⅰ期(事前枠付与方式)とⅡ期(先着順方式)の運用の変更について
(1)年度をⅠ期とⅡ期に分け、Ⅰ期は従来通りの「グループ毎の事前枠付与方式」とし、グループ採択日から10月30日までの期間に実施します。
10月30日時点で未使用の事前枠は失効してⅠ期は終了とします。
(2)Ⅱ期より「先着順方式」へ移行します。今年度の先着順方式では、長寿命型、ゼロ・エネルギー住宅型及び高度省エネ型の
各々を未経験枠と制限なし枠に分割して(計6枠)、実施します。これと併せて、Ⅰ期中のグループへの配分額のうち未経験枠を、グループの希望に応じてⅡ期に
残置する措置は廃止します。また、
優良建築物型及び省エネ改修型についても、グループへの配分はⅠ期までとし、Ⅱ期からは先着順方式とします。
3.未経験工務店の活用促進に係る措置について
(1)未経験枠(長寿命型、ゼロ・エネルギー住宅型)の先着順方式の通年運用
Ⅰ期に配分された長寿命型又はゼロ・エネルギー住宅型の
未経験枠をⅠ期中に全て使い切ったグループは、全て使い切った型の未経験枠についてのみ、Ⅰ期中に先着順方式へ移行することを可能とします。さらに、
未経験枠に加えて、同型の制限なし枠もⅠ期中に全て使い切った場合には、制限なし枠もⅠ期中に先着順方式へ移行することを可能とします。ただし、
Ⅰ期中の「先着順方式」で各グループが交付申請可能な額は、各グループへの未経験枠の配分額に応じて表2のとおりとします。また、
Ⅰ期中の先着順方式については、予め確保していた予算がなくなり次第、終了しますので、ご了承ください。
表2 Ⅰ期中の配分を使い切った場合に活用可能な予算額
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未経験枠 |
制限なし枠 |
長寿命型 |
Ⅰ期の未経験枠の配分額と同額 |
Ⅰ期の未経験枠の配分額の半額
(ただし、上限額(100万円)の倍数に満たない額は切り捨て)
|
ゼロ・エネルギー住宅型 |
Ⅰ期の未経験枠の配分額と同額 |
Ⅰ期の未経験枠の配分額の半額
(ただし、上限額(125万円)の倍数に満たない額は切り捨て)
|
※
「配分額を使い切った」の定義は、実施支援室において交付申請書の受付が完了した時点
※ 地域材加算は、各型について1施工事業者1戸まで活用可能(活用実績はⅡ期に引き継がれる)。三世代同居加算は制限なく活用可能。
(2)上限緩和に必要な未経験工務店による活用戸数
1施工事業者当たりの上限戸数をⅡ期から引き上げるために必要な未経験枠の活用戸数については、以下のとおりとします。(5~10事業者の区分を新設、11以上の事業者の区分では必要な活用戸数を1戸ずつ増加)
グループ内の施工事業者数 |
5~10 |
11~25 |
26~50 |
51~100 |
101~ |
未経験工務店による活用戸数 |
1戸 |
2戸 |
3戸 |
4戸 |
5戸 |
※ 未経験工務店の活用促進に係る措置についての詳細は、「地域型住宅グリーン化事業 グループ募集要領 【令和2年度】」の「3.4グループへの配分方式について」および「3.5施工事業者1社が受けられる補助金の上限」をご確認下さい。
4.グループ採択の早期化と年間スケジュールの明示
現時点で想定している年間のスケジュールは以下のとおりです。ただし、今後の事業の進捗状況によっては、変更となる場合があります。
○ グループ採択日 |
:6月25日(木)(予定) |
○ Ⅰ期(事前枠付与方式) |
:採択日~10月末 |
○ Ⅱ期(先着順方式) |
:11月前半~ |
○ Ⅱ期における予算充当時期の目安 |
・11月前半 |
: 初回充当
※ Ⅰ期末に申請ツール未登録の額を充当) |
・12月中旬 |
: 追加充当
※ Ⅰ期中に申請ツール登録されたが11月末に失効した額を充当) |